インソールの耐久性を見抜く2つのポイント
どうも、ユニソルの小田です(^^)
今回は、「後悔しないインソールの選び方」シリーズ4回目です。
インソールを選ぶときの注意すべき3つのポイントは覚えていますか?
①便利に使えるか
②どれくらい長い間使えるか
③どれくらい効果があるか
この3つでしたよね。
前回は①の便利に使えるかについて書きましたが、読んでいないならこちらも読んでみてください↓↓
今回は②どれくらい長く使えるかについて書いていきます。
インソールを買うときに、値段は気にしても、どれくらい長持ちするかはあまり気にする人は少ないのではないでしょうか。
コストパフォーマンスを考えるときには、価格だけでなく使用期間は必ずチェックしなければならないポイントです。
ぜひこの記事でインソールの耐久性について学んでいただければと思います。
意外と知らないインソールの耐久性
え?インソールにも寿命があるの?
どんなものも永久に使用できるものなんてありませんから、
インソールにも当然寿命があります。
ただ、どうやって見分ければ良いのかは、普通は分からないものですよね。
インソールの耐久性とは
それではインソールの耐久性について考えていきましょう。
まずすべてのインソールに共通することは、最初が一番インソールの効果が発揮されている状態だということです。
最初はまだ劣化が起きてない訳ですから、当然ですよね(^^;)
そして耐久性が高いインソールほど最初の効果が長く持続します。
要するに
インソールの耐久性=効果の持続期間の長さ
ということです。
購入前に耐久性のチェックが絶対に必要な理由
インソールの耐久性がなぜ大事なのかというと、耐久性について無自覚で使っていると、時間の経過とともに効果がほとんど無くなっているものをいつまでも使い続けるという事態になってしまうからです。
例えば、最初の効果を10とすると、1年後には5まで落ち、2年後には2まで効果が落ちていても気がつかずに使っているという具合です。
インソールの効果が落ちてしまう理由は、全体重の圧力で毎日のように踏まれ続けているからです。
最初の形が維持できずに、つぶれて変形していくわけですね。
ちなみに足の裏にかかる負担はどれぐらいかというと、
立っているときには全体重分の圧力が足の裏にはかかります。
作用反作用の法則により、上からの圧力と同じだけの圧力が地面から足の裏に跳ね返ってきます。
歩いているときは体重の約1.2倍、走っているときには約3倍、ジャンプして着地したときには約6倍の圧力がかかります。
そんな過酷な場所で使用されるインソールを選ぶのですから、耐久性はとても大事なチェックポイントになります。
あなたもインソールを選ぶ際には、必ず耐久性をチェックして購入しましょう。
長持ちするインソールを見分ける2つのポイント
長持ちするインソールとは、長い期間変形せずに、効果が持続するものをいいます。
それを見分けるポイントは
素材と成形方法
の2つです。
いつまでも変形しないで、反発力や弾力性が持続するインソールは、素材と成形方法で決まります。
だからインソールを選ぶときは、どんな素材で作られているのか
また、どうやって形を作っていくのかについて調べた方が良いということです。
気をつけたいのは、素材や成形方法を明らかにしていない場合です。
その場合は判断できないため避けた方が無難かもしれません。
チラシやサイトなどを見ていると驚くことに、「独自の素材で〜」とか「独自の製法で〜」だけで、具体的なことが何も説明されてない場合がかなり多いです。
〇〇方式などの専門用語を並べられても、中敷について詳しくない一般の方では、なんのことやらさっぱり意味が分からないですよね(・_・;
それでは素材について詳しくみていきましょう。
素材の基礎知識
素材については色々ありすぎて、具体的に一つ一つを覚えることははっきり言って無理だと思います。
だから大事なことは、一つ一つの素材について覚えることではなく、大事なポイントを押さえておくということです。
素材の大事なポイント
硬さと厚み
ポイントは硬さと厚みです。
硬さと厚みだけなら、選ぶときに実際に触ったり、見本などで使ってみることができればチェックしやすいと思います。
インソールの素材を大別すると、
スポンジやゴムのように柔らかい素材と
プラスチックのような硬い素材があります。
どちらにもそれぞれメリットとデメリットがありますので、下の表をご覧ください。
柔らかい素材 | 硬い素材 | |
---|---|---|
メリット | 衝撃を吸収してくれる | 足型を固定できる |
デメリット | 形がつぶれやすい 足型を固定できない | 衝撃を吸収できない 厚みが薄いと変形する |
ちなみに、足型を固定するとは足裏の3つのアーチを支えるという意味です。
上の表をまとめますと、ポイントは下の3つです。
柔らかい素材は足裏の3つのアーチを支えられない
硬い素材は衝撃を吸収できない
どちらの素材も厚みが薄いほど形がつぶれやすい
というわけで、インソールを選ぶ際は
柔らか過ぎないか
硬すぎないか
厚みが薄過ぎないか
という点を注意して選びましょう。
オーダーインソールの成形方法
続いて成形方法についてです。
まずはどんな作り方があるのか以下をご覧ください。
成形方法 | 特徴 |
---|---|
熱成形 | 熱で柔らかくした素材を圧力をかけて曲げる |
貼り合わせ調整 | インソールに細かい部品を張り付けて人の手で調整していく |
削り出し製法 | 曲げることなく削って成形する |
オーダーメイドインソールの作り方なんて、普段考えたことなんてないと思いますが、覚えておくべきポイントは、以下の2点です。
成形方法の大事なポイント
1.曲げて整形したものは、必ず元の形に戻っていく
2.人の手で成形したものは、人によって出来上がりの質が違う
この2つのポイントを踏まえて、各成形方法についてみていきましょう。
理想のインソールとは
熱で素材を曲げて成形する方法が最も一般的ですが、曲げたものは変形していきます。
熱で曲げて作るため、素材はプラスチック系のものが一般的です。
耐久性については、使用する時間や運動量、体重などが違いますし、インソールの厚みもそれぞれ違いますので一概には言えませんが
大体3カ月〜1年程度で効果が半減し、仮に長く使えるものでも2〜3年ぐらいのものが多いようです。
部材を貼り合わせて調整する方法は、インソールを作る人の腕に左右されてしまいます。
貼り合わせる素材は、スポンジ系の柔らかい素材のものもあれば、薄いプラスチック系の硬めの素材のものもあります。
どちらにしても、薄くて細かい素材は劣化も早いため、短期で使用し、定期的な調整が必要になります。
削り出して作る方法は、削り出した素材の厚みが薄くても、形がヘタらず、さらに強い反発力が長期間持続するインソールを最も作りやすい製法と言えます。
ただ、正確に削り出すためには、高性能な精密機器が必要になるため、コストが異常に高くなってしまいます。
削り出しインソールが一般的にはあまり出回っていない理由は、コストと技術の問題があるからなんですね。
それではこの辺で強引に話をまとめたいと思います^_^;
これまでの話を踏まえると、
理想のインソールとは
便利に使えて
効果が長く持続するインソールです。
効果が長く持続するためには素材と作り方が重要なので、必ずチェックしましょう。
できるだけ
硬過ぎず、柔らか過ぎず、それでいて厚みが薄いインソールが選ぶ目安です。
ただしいくら便利で長持ちすると言っても、大した効果が期待できないなら、理想のインソールにはなりませんよね(^^;)
オーダーメイドインソールは商品によって効果が全く違いますので、どんな効果が期待できるのかについてはこちらの記事を参照してください↓↓
本日は以上です。
それではまた(^^)/