インソールの効果を見抜く3つのステップ

どうもユニソルの小田です。

今回は、「後悔しないインソールの選び方」シリーズ5回目です。

インソールを選ぶときの注意すべき3つのポイントの最後のポイントであるインソールの「効果」について書いていきます。

インソールは商品によって効果が全く違いますが、効果の違いをどうやって見分ければよいのかという話は、あまり聞いたことがないのではないでしょうか。

今回の記事ではインソール、特に「オーダーメイドインソールの効果の見分け方」について深く掘り下げていこうと思います。

インソールの種類

まず知っておきたいことは、インソールには主に3つの種類があるということです。

1.既製品インソール一般の人全般に向けたもので、自分に合わせたものではない。
2.セミオーダーメイドインソール測定した結果に近いものを、いくつかある選択肢の中から選びます
3.フルオーダーメイドインソール測定した結果に基づいて自分専用のものを作成します

上の3種類で効果がそれぞれ違うということはなんとなく予想できると思います。

当然ですが、1→2→3と3に近いほど高い効果が期待できます。

特に注意したいのは、オーダーメイドインソールは、大きく分けると2種類あるということです。

セミオーダーもフルオーダーも、どちらもオーダーメイドインソールとして販売されているため、一見すると一体どちらのインソールか分からないということがよくあります。

自分の状態に近いインソールなのか、自分の状態に合わせたインソールなのかでは効果に大きな差が出て当然ですよね。

だからオーダーメイドインソールを選ぶ際は、セミオーダーとフルオーダーのどちらなのかを質問してから購入しましょう。

オーダーメイドインソールの効果を見抜く3ステップ

それでは効果を正しく見抜く方法をステップ化してみましたので、ぜひ参考にしてください。

<オーダーメイドインソールの効果を見抜く3ステップ>

ステップ1 何を測定するのかチェックする

ステップ2 効果の質をチェックする

ステップ3 効果の大きさをチェックする

インソールの効果を見抜くためには、効果の質と効果の大きさの両方を見分けることが必要になります。

詳しくは後述しますが、とりあえず今は、効果には質と大きさがあるということを覚えておいてください。

では具体的にみていきましょう。

効果を見抜くステップ1  何を測定するのかチェックする

オーダーメイドインソールを作るときには足を調べますが、具体的に足の何を測定するのか、まずは以下の2種類を知っておきましょう。

測定の種類

1.足型を測定する

2.足裏の圧力分布を測定する

1.足型を測定する

足の裏には、3つのアーチがあり、アーチの高さや、かかとから指先までの長さや、幅も人それぞれです。

変形の程度も全く違うため、足型を正確に測定する必要があります。

2.足裏の圧力分布を測定する

足裏の圧力分布とは足の裏にかかる圧力の偏りのことです。

足裏のどの部分に体重がかかっているかを計測します。

バランスの良い立ち方は、足の裏の前後左右の中心に体重を乗せています。

両足の足の裏全体に均等な圧力をかけて立つことで、まっすぐな姿勢で立つことができるわけですね。

測定において大事なことは、1の足型と2の足裏の圧力分布、測定したのはどちらか一方なのか、それとも両方とも測定したのかということです

大事なことなので再度言いますが、オーダーメイドインソールを作るときには、足型だけを測定するのか、足型と足裏の圧力の偏り両方を測定するのかは必ずチェックしましょう

効果を見抜くステップ2   効果の質をチェックする

オーダーメイドインソールの効果の質は3つに分けることができます。

効果の質1のインソール

測定の種類

1.足型を測定する

目的

1.足の裏のアーチを支える

効果

1.足の裏を安定させる

効果の質2のインソール

測定の種類

1.足型を測定する

2.足の裏の圧力の偏りを調べる

目的

1.足の裏のアーチを支える

2.圧力の偏りによる負荷を軽減する

効果

1.足の裏を安定させる

2.圧力の偏りによる負荷が原因となる痛みを和らげる

効果の質3のインソール

測定の種類

1.足型を測定する

2.足の裏の圧力の偏りを調べる

目的

1.足の裏のアーチを支える

2.圧力の偏りを解消するために、足裏全体に均等に圧力がかかるように調整する

効果

1.足裏を安定させる

2.圧力の偏りによる負荷が原因となる痛みを和らげる

3.足の裏全体に均等な圧力がかかるようになることで、姿勢の改善につながり、腰痛や肩こりなどの原因となる体の歪みを整える

オーダーメイドインソールを選ぶときは、まずはざっくり1~3のどこに位置するインソールなのかを考えましょう。

例えば、足型を測定したけど、足裏の圧力分布は測定しないという場合は、効果の質は1となります。

また足型と圧力分布の両方とも測定した場合は、効果の質は2か3になります。

  

効果の質2と3の違い

2のインソールは、足の裏の圧力の偏りを調べて、余分に負荷がかかっている部分にクッションなどの緩衝材を入れて、負荷を和らげることを目的とします。

3のインソールは、足の裏の圧力の偏りを調べるまではレベル2のものと同じなのですが、圧力の偏りを調整し、足裏全体に圧力が均等にかかるようにすることが目的になります。

2と3の効果の違いを分かりやすく言うと

2の効果は緩和で、

3の効果は調整です。

言い換えれば、

2は、強い負担を緩和するに留まりますが、

3は、強い負担がかからないように調整します。

この違いは長期間継続して使用すると、とても大きな違いとなって表れます。

3の効果は調整ですから、長期間使用すればするほど、足の裏の圧力は均等に調整されていき、立ち方も変わっていくという効果へつながっていきます。

一方2のインソールでいくら長期間使用して負担が緩和されたとしても、立ち方を変える効果とは別物です。そもそも立ち方を変えるために作られているものではありません。

2と3の測定は、同じような測定をしますので、どちらも同じような効果なんだろうなと思ってしまいがちですが、この2つの効果の質は全く違うものだということを理解しておいてください。

効果を見抜くステップ3  効果の大きさをチェックする

ここからは、効果の大きさについて考えていきましょう。

効果の質は同じでも効果の大きさは全く違う

仮に効果の質レベルが同じだとしても、発揮される効果の大きさは商品によって全く違います。

例えば効果の質3の効果を持つ商品が複数あっても、効果が大きいものもあれば、大した効果の出ないものもあります。

それは1~3のどのレベルの商品でも同じことです。

効果の質が同じだから効果の大きさも同じということはないということですね。

では、効果の大きさは何でチェックすればいいのでしょうか。

効果の大きさを左右する精密度

効果の大きさに影響を与えるのは精密度です。

どれくらい精密に作れるかが、効果の大きさに直結します。

インソールを精密に作るには、高度な技術が必要です。

特に効果の質3のインソールは、足裏にかかる圧力が均等になるように調整しなければなりません。

その技術は非常に高度な技術のため、調整具合はピンキリで、「ほとんど調整されてないんじゃないの?」という商品も普通に存在します

だから技術の差が激しいレベル3のインソールは、良いものと悪いものの差が激しくなりますので、選ぶときには注意が必要です。

精密なインソールとは

精密さが求められるのは、制作過程のすべての段階において求められます。

オーダーメイドインソールの制作過程は

1 測定する

2 デザインする

3 成形する

大きく分けるとこの3段階になります。

精密度はこの3段階のそれぞれにおいて必要となります。

ですから、効果の大きいインソールとは

精密な測定データを用いて、精密にデザインされ、精密に成形されたインソールと言えます

見分けるポイントは以下の2つです。

1.測定とデザインは数値データを用いているか

2.成形は、細かい数値データでデザインされたものに対応できるか

人間の技術に頼るということは、個人の技術に頼るということです。

だから作る人が違えば、出来上がる品質も当然変わります。

測定、デザイン、成形の3つの過程は、人の手よりも、高度な技術を持った精密機器で行うことが一番確実です。

効果の大きさを見分けるためには、どうやって作るのかが分からなければ判断できません。

インソールを選ぶ際には、作り方にも注目してみましょう。

まとめ

今回で「後悔しないインソールの選び方」シリーズは最後となりますので、

最後にこれまでの5回の内容を簡単にまとめますね。

後悔しないインソールの選び方には、以下の3つのステップがあります。

1.自分の今の状況を正確に把握する

2.購入する目的を明確にする

3.選択肢を絞り込む

後悔しないためには、ただ知識だけを身につければ良いわけではありません。

考え方が重要となりますので、詳しくは1回目の記事をご覧ください↓↓

後悔しないインソールの選び方

ステップ1については、自分では分からないものですから、専門家に任せてしまうのが一番です。

ユニソルのバランス測定会に参加していただければと思います↓↓

足型&重心バランス測定会

ステップ2で購入する目的を明確にする必要がありますが、詳しくは2回目の記事をご覧ください↓↓

インソールを選ぶ目的を定めよう

ステップ3で選択肢を絞り込んでいきます。

インソールを選ぶときに注意すべきポイントは3つあります。

便利に使えるか

どれくらい長い期間使えるか

③どれくらい効果があるか

忘れてしまった場合は、また読んでみてください。

では、最後まで読んでいただき本当に感謝です。

ありがとうございました<m(__)m>

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