インソールを選ぶ目的を定めよう
どうもこんにちは、ユニソルの小田です。
今回は「後悔しないインソールの選び方」のシリーズ2回目となります。
前回は、インソールの選び方の全体像と、
買い物をするときの考え方について書きました。
読んでない方はそちらの記事もご覧ください↓↓
まずは、おさらいですが、インソールを選ぶ時の3つのステップは以下になります。
STEP1 今の自分の状況を正確に把握する
STEP2 購入する目的を明確にする
STEP3 選択肢を絞り込む
今回はSTEP2の「購入する目的を明確にする」ことについて書いていきます。
購入する目的を明確にする
STEP2は、購入する理由は何か、そしてどうなりたいのかを明確にするSTEPです。
インソールを購入する目的を明確にするためには、知っておくべき必須知識があります。
まずはその必須知識2つを書いていきます。
必須知識1 インソールにはどんな効果のものがあるのか
必須知識2 その効果はどこまで期待できるのか
必須知識1については、そもそもどんな効果があるのか、その存在を知らなければ何も決められないということです。
腰痛対策のインソールがあることを知らなければ、「インソールで腰痛を改善させよう」という発想自体出て来ません。
だからまずはどんな効果のインソールがあるのかをざっくり知っておきましょう。
必須知識2については、インソールの性能にどこまで期待できるのか、その範囲を知るということです。
インソールの性能は商品によってかなり大きな差がありますが、いくら高性能でもできる範囲は限られています。
できないことを求めてしまうと、STEP2は失敗してしまいますので、あらかじめインソールでは出来ないことを知っておきましょう。
必須知識1 どんな効果のインソールがあるのか
とりあえずどんなものがあるのかを下に列記します。
靴のサイズが合わない人向け
ムレてしまう人向け
匂いが気になる人向け
足が疲れやすい人向け
足の裏に痛みがある人向け
かかとに痛み
指の付け根の痛み
土踏まずの痛み
偏平足の人向け
膝が痛い人向け
腰が痛い人向け
股関節が痛い人向け
足元がふらつく人向け
O脚(X脚)の人向け
肩こりの人向け
全て網羅したわけではありませんが、まずはざっくりこんなのがあるんだということを知ってください。
効果のタイプを大きく分けると下の5つに分類できます。
1 サイズ調整や消臭効果などの効果の軽いもの
2 衝撃吸収
3 足裏のアーチを支えて安定させる
4 自分の足に合わせて履き心地をよくする
5 自分の足に合わせてバランスを調整する
下に行くほど効果も大きく、当然価格も上がっていきます
どうやって選べばよいのか
例えば、足の裏が痛いなら2の効果以上のものでなければいけません。
足が疲れて、ふくらはぎや膝が痛くなるなら最低でも3以上の効果は必要になります。
また、肩こり腰痛ひざ痛に対して大きな効果を求めるなら5のインソールでなければならないということです。
自分にはどれが合っているのか、どんな目的で選ぶべきなのかを知るために、
まずはどんな種類があるのかをざっくりとでも知っておいてください。
では次に必須知識2についてです。
大きな効果を求めたくなる気持ちはわかりますが、インソールの効果には限界があります。
そのあたりを知識として知っておいてください。
必須知識2 その効果はどこまで期待できるのか
インソールには、自分に合わせて作るオーダーメイドと
一般的に誰でも使える既製品のインソールがあります。
オーダーメイドと既製品のインソールの効果を比べたら、当然オーダーメイドの方が期待できますよね。
実際、自分の状態に合わせてつくるオーダーメイドインソールは、既製品のインソールでは実現できない驚くような機能を持っているものも存在します。
ただし、注意点が2つあります。
1つは、オーダーメイドインソールと呼ばれるものでも、商品によって効果に大きな差があるということ
もう1つは、例え最高のインソールに出会えたとしても、インソールの効果の及ぶ範囲は限られているということです。
オーダーメイドインソールの効果の差については、別記事にありますので、
今回は、インソールの効果の及ぶ範囲について知っていただき、インソールでは出来ないことをしっかり理解してください。
インソールでは出来ないこと
その1 変形した骨格を元に戻すことはできない
その2 痛みをすぐになくすような効果は期待しない
その1 変形した骨格を元に戻すことはできない
「外反母趾みたいな骨格の変形は元に戻るか」
という疑問はよく聞かれます。
この疑問に対する答えは、
変形した骨格をインソールで元に戻すことはできません。
ただし、変形したばかりの初期段階であったり、軽い変形なら、インソールで変形が改善する可能性は充分あります。
もちろんインソールの質に大きく左右されますが。
ただそうは言っても、自分の変形具合が元に戻る程度の軽いものなのかという判断はなかなか出来ないものです。
だから基本的な考え方としては、
インソールは変形を元に戻すために使うのではなく、変形の進行を遅らせたり、進行を止めるために使うものだと理解しておいてください
その2 痛みをすぐになくすような効果は期待しない
足の裏の痛みについては、インソールで比較的早く効果がでる方もいますが、
足腰の痛みについては、インソールを使ってすぐに痛みがなくなるかどうかは人によって様々です。
だからインソールを使用するときには、すぐに痛みを和らげることだけを目的にするのはやめましょう。
体の歪みはこれまで何年、何十年もの生活の中で進んできたものですから、改善するには時間がかかって当然なのです。
長期視点の目的が重要
足腰の痛みについての考え方としては、特効薬のような魔法なんてないということを知っておきましょう。
これまでのブログ記事を読んでいただければ、「痛みが出る人の3つの共通点」については理解していただいていると思います。
痛みが出やすい人の3つの共通点は、
足型の歪みがある
骨盤の歪みがある
筋肉量が足りない
この3つでしたね。
もし今の痛みをすぐになくしたいという場合は、お医者さんに行って治療してもらうことが先決です。
ただし、お医者さんが上にあげた3つの問題点を解決してくれるわけではありません。
病院で一時的に痛みをなくすことができたとしても、3つの問題点を解決しない限り、またいずれ痛みが出てきてしまいます。
だから、本当に必要なことは何かといったら、その場の痛みをなくすことだけが大事なのではなく、痛みのでないような体をつくっていくことです。
逆にそれができなければ、いつまでたっても悩みが消えることはありません。
STEP2では購入する目的を明確にする必要がありますが、身体の歪みを調整することが目的なら、
できるだけ長期的な視点で目的を設定しましょう。
インソールの役割とは
毎日の生活習慣の積み重ねで、知らないうちにだんだん体は歪んでいきます。
それをすぐに良くしたいと言っても、そもそも無理があるわけです。
何年もかけて歪みができたなら、ゆっくり時間をかけて改善する方が自然なやり方なのです。
インソールは、すぐに体に大きな影響を与えるものではないですが、毎日の積み重ねで知らない間に少しずつ確実に体に影響を与えていきます。
「インソールを使ったらすぐに良くなる」という過度な期待を持つことはせずに、とにかく毎日継続して使うことを心がけましょう。
逆にこの継続することさえできれば、インソールは後々本当に大きな影響を体に与えてくれます。
インソールを使って毎日ウォーキング
インソールを使って毎日体操
などインソールをきっかけに、歩いたり、運動する習慣が身についてくれたら最高ですね(^o^)
では、次回からは、STEP3の選択肢を絞り込むための基礎知識について書いていきますので、引き続き読んでくださいませ↓↓
ではまた(^^)/